猫でも起こるんだ

母が昔から動物好きで、インコとか鳩とか猫も飼っていました。
猫は特別 血統書付きとかでもなく、いつの間にか家に住み着いていた野良猫が生んだ子猫を飼いはじめたのです。
とても元気で可愛くて、母はその子と寝る時も一緒で喉をゴロゴロさせたり前足で母の腕を揉み揉みしたりして寝ていました。
その子猫が大人になってしばらくしてから異変が起きました。
急に嘔吐したり、お尻から血を出したり…。大変だ!とすぐに病院に連れていったら「脱腸」寸前で危機一髪。
お薬を出してもらって日に日に良くなっていっていたのですが、また似たような症状が…。今回は行くのが少し遅くて少しお尻から出てこようとしていました。
病院に連れていったら即入院。
家に帰ってから母に何が原因かな?と話したら、どうやらスルメをあげていたみたいで。あまりにも美味しそうに食べるからついつい与えていたみたいで…。
猫にスルメはとても消化に悪く、胃に負担がかかるから与えてはいけない食べ物なのに。
退院後「もう食べさせたら駄目!また可哀想な目に合わせたくないでしょ!」と何度も忠告していたにも関わらず人目を盗んでは喜ぶ姿が見たくて与えていたみたいです。
その後、しばらくしてその猫は亡くなってしまいました。
いくら大好きな子でも、与えるものを間違え続けているとだんだんと身体に毒が蓄積されていってしまいます。
母は色んなことに甘いので、その「ついつい」がどんなに危険なことだったのか分からなかったのかもしれません。
が、私自身ももっと強く止めていれば、まだ走り回る猫ちゃんに会えていたかもしれないと思うと悔やみきれません。
愛情を持って育てるのは勿論ですが、きちんとその生き物に合った食生活を学びながら暮らすことも大切だと感じた体験でした。